他人事じゃない。消滅の危機にある世界の5つの言語と、その理由とは

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3.リヴォニア語/リーヴ語(ラトビア)

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Photo Credit: Graham via Compfight cc

リヴォニア語、リーヴ語の特徴

  1. バルト海に面する、ラトビアの言語。(ラトビアの公用語はラトビア語)
  2. 「極めて深刻」と指定されているものの、既にネイティブスピーカーが消滅してしまっている言語のひとつ。
  3. 現在は第二言語として習得している人しかいない

特徴だけ見ていくと、かなりの危機的状況に感じられるリヴォニア語ですが、前述のコーンウォール語と同様、復興に力を入れているのが現状です。

下記のようにラテン語で表記されますが、ダイアクリティカルマークと呼ばれる記号が非常に多くつくことが特徴です。隣国のエストニア語との関連も深く、エストニア人はある程度リヴォニア語を解するともいいます。

  • こんにちは:Tēriņtš(※エストニア語は Tere)
  • ありがとう:Tienū(※エストニア語はTänan)

4.ハワイ語(アメリカ)

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Photo:Barrett Ishida「Honolulu

ハワイ語の特徴

  1. ハワイ諸島先住民のポリネシア人である、ハワイ人の先祖代々の言語
  2. 現在の話者は1,000から2,000人程度と、英語力に押され消滅の危機にある
  3. 英語とともにハワイ州の公用語に指定されている

実は、かの有名な「Wikipedia」の由来もハワイ語。「Wiki(あるいはWikiwiki)」とはハワイ語で「速い」を意味する言葉です。

  • こんにちは:Aloha
  • ありがとう:Mahalo

「Aloha」や「Mahalo」は、日本人にとっても馴染みのある言葉かもしれません。特にハワイ語の発音はそのままローマ字読みで良いため、学びやすいとも言われています。

5.オーストラリア諸語(オーストラリア)

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Photo:Marina Ogino「アボリジニに会う!母娘でゆるりケアンズの旅♪

  1. オーストラリア大陸及びその周辺の島々で、先住民(アボリジニ)によって話されてきた、約200の言語の総称
  2. アボリジニはそれぞれが独自の文化を形成していたため、明確にひとつの言語として区別することが非常に難しい
  3. オーストラリアは少数言語の衰退が非常に激しい地域でもある

かの有名な観光スポット、エアーズロックの正式名称「ウルル」が最も有名なアボリジニの言語かもしれません。

アボリジニの言語には「ありがとう」に相当する言語は存在しないという話は有名かもしれません。世の中には直訳できない言葉というものが多々存在しますが、これはその主たる例です。

彼らには物を平等に分かち合うのが当然であるという文化があります。そのため、その行為に対す感謝をするという考え方がないことがその理由です。

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Photo Credit: Carlos Magariños via Compfight cc

言語は一度消滅してしまうと、二度と同じものは帰ってきません。ひとつの言葉が絶滅することは、つまりその言葉を話す最後の人が亡くなるという事実を意味します。

このように言語が衰退し、消滅してしまう理由としては、より良い仕事を得るためなどの経済的理由が多いといいます。しかし、その中には、差別などによる迫害や虐殺等から逃れるためという悲しい現実もあるのが現状です。

言語の多様性は性格や思想と同様に、個人が持つアイディンティティの証でもあります。これからの世の中で、少数派とされる言語たちが生き続けていけるよう、少なくとも悪しき偏見は持たないよう心がけていきたいものですね。

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Ayako Hayashi

Ayako Hayashi

カジノ好き会社員。あまり休みの多くない社会人のための弾丸旅や、プラス1カ国寄り道などの短期間でもできるおトク旅を求めております。



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