世界の4つの宗教における、意外と知らない旅先での注意点

海外へ行くと「あなたの宗教は?」という質問が、よく飛んできます。この問いかけに、白黒はっきりと答えることができる人は、果たしてどれくらいいるでしょうか。そもそも、日本の歴史上「日本の宗教は?」という問いに明確な答えを出すのは難しいかと思います。

けれど、日本にいる感覚のままだと、各国で思わぬタブーに触れてしまっていたり、ありえないことを平然とやってしまっていたりします。そこで今日は、旅をする上で意外と盲点な宗教上の注意点をご紹介します。
 

■目次

1ページ目: ■イスラム教、ほか

2ページ目: ■ヒンドゥー教、ほか

3ページ目: ■ユダヤ教、ほか

 

■イスラム教

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Istanbul 2009 - フレンドリーでエキゾチックな、飛んでイスタンブール!」より

1. 女性の服装

カウチサーフィンを使いたい女子へ – サーフするときの3つのポイント –」でもご紹介しましたが、ムスリムの女性は肌を見せてはいけません。モスクへ入るにもスカーフやズボンなどに履き替えないと、観光客でも入ることができない国も多くあります。

2. 豚肉厳禁

豚は、イスラム教では不浄な生き物として扱われます。そのため、豚肉が食卓に上がることはありません。戒律の特に厳しい国では、豚肉を触った手で調理することすらも敬遠されます。イスラムの戒律を守っているレストランには「ハラル」というマークがあり、ムスリムが安心して食べられるようになっています。わたしがトルコにいた時、お世話になった友人のために日本の家庭料理を作りたくて、肉じゃががいいな!と思い立ったものの、このしきたりのおかげですぐ断念しました。

3. 酒盛り禁止

イスラム教国では基本的に飲酒禁止です。ただ、同じイスラム国家でも地域差が有り、若者が昼間からビール片手に談笑している、という風景が見られる所もあります。カフェやレストランに入ったとき、お酒の有無を聞いて規制が緩いところなのかどうかを見極めるのがいいかもしれません。

4. ラマダン(断食)の時期に要注意

旧暦であるヒジュラ暦の第9月に行われるラマダン。断食と言えども24時間絶食をするのではなく、日没から日の出は唯一食事を摂れる時間として設けられています。日中は何も口にしないため、食べるものはお粥のようなお腹に刺激の少ない水分の多いものです。基本的に異教徒への強制力はありませんが、食事ができる場所が早く閉店したりするため要注意です。また、イスラム教徒の人々の前で、堂々と食べ歩くのは控えたほうが良いです。

■キリスト教

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華やかさの欠片もないけれど、人のあったかさは、フランス人のステレオタイプをひっくり返す」より

1. カジュアルすぎるとアウト

イタリアやバチカン市国、スペインの一部の教会などでは、入る際に服装に気をつけなければなりません。短パン半袖などカジュアルすぎると入場できない場合もあるのです。また、帽子を持っている人は必ず脱帽し、入り口付近にスカーフなどがある場合は、それらを必ず着けて入るようにしましょう。

2. 教会内でのマナー

教会の中は一切写真撮影が禁止されているところも少なくありません。相手国の信仰や姿勢を尊重して旅をするのは、最低限のマナーです。教会内は騒がず、礼拝室の前に一段高い場所があるときはそこには登ってはいけません。また、日曜日は多くの教会でミサが行われています。ミサ中は私語や写真撮影、歩き回るのは控えましょう。多くの宗派のミサは、信者でなくても参加可能ですので思い切って参加してみるのもありかも。

3. クリスマスや日曜日の過ごし方

日本だと、お出かけしたりイベントが目白押しなクリスマスや週末ですが、本家のキリスト教国では家族で静かに過ごすのが一般的です。日曜日は安息日として、早朝に外出したり訪問するのははしたないとされます。また、日本では浮き足立った雰囲気なクリスマスですが、ヨーロッパでは12月25日は一切の交通機関も止まり、殆どのお店が閉まる地域も未だに多いのです。

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Misaki Tachibana

Misaki Tachibana

富士山の麓で生まれ、今は日本文学を勉強中。好きな作家は川上未映子と堀田善衛。おばあちゃんになったら、国内外問わず、山の中で書道の先生をやるのが小さい頃からの夢です。



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