テキトーだけど、あったかい。世界の“じもトーク” – by ユイさん from 台湾 –

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どの国に住んでいても、自分の国を大好きになってもらうことほど、うれしいことはないですよね。台湾からワーキングホリデーで日本にやって来たユイさん(ちなみに、ユイとは日本でのあだ名)。以前に東京にひとり旅に来てから、すっかり日本に魅せられ、今回思い切ってワーホリの滞在国として、日本を訪れました。そんな彼女の日本への憧れと、地元台湾へのあたたかい愛着を、語って頂きました。

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(日本に住むルームメイトたちと。ユイさんは左上の女性。)

食べたい時に食べるし、飲みたい時に飲む!

―ユイさんのご出身の、台中ってどんなところですか?

日本で言うと、台北は東京、台中は大阪のような所です。首都だから、台北が一番賑やかですけど、台北の人よりは台中の人のほうが親切ですよ。笑 ただ、台中は外国人にはちょっと不便だと思います。交通手段がほぼバイクだから。でも、危なさそうな道の中に入っていくと、おいしいお店がたくさんあります。

―そこは旅行者でも一人でも行けるんですか?

あーたぶん行けないですね。タクシーで、店前まで送ってもらわないと。

―例えばどんなお店があるんですか?

「ゾーツォン」っていう名前の、ちまきみたいな料理が食べられます。米とひき肉と、卵やきのこが入っていて美味しいです。あと鳥のスープ。不思議なくらい安いくて、お肉もたくさん入って、日本円なら120円。

―安い!

うん、安いです。多分地元の人しか知らないんじゃないかな。それから、台湾はお正月は1月31日にあるから、そのときは家族で集まってお祝いします。そのときに、台北イルミとかで盛り上がりますね。お正月では、みんなで必ず食べるものがあって。それぞれの食べ物に意味があるんです。例えば、人参は、中国語では「ツァイトー」っていうのですが、「食べるといいことがあるよ」というような意味があるんです。

―日本のおせち料理にも、それぞれに意味があるのと一緒ですね。台北で生まれ育って、ユイさんの青春時代はどんなでしたか?

中学生の時は、バスケットボールが大好きで、毎週バスケをしていました。もしくは、そうでない時は友達と一緒にスーパーマリオをやったりしていました。バスケは大学まで続けていました。昔から、男っぽい性格ですね。

―日本で働いてみて困ったこととかありますか?

お酌をするのはすごいなって思いました。自分でやったほうがいいんじゃないかな、面倒くさくないのかなって不思議でした。あと失敗したなと思ったことは、ご飯を食べに行ったとき、私の飲み物が先に来て、みんなの飲み物が来る前に飲んじゃったこと。台湾では自分の飲みたい時に飲むし、食事も先に来たら、先に食べるのが普通です。日本と比べるとちょっと適当なのかな。

―なるほど、でもお勤めしていたら、会社の飲み会でお酌する場面もありますよね。

あります。歓迎会の日は、最初はしなくても大丈夫でした。でも最後はちょっとだけ「社長!」って。笑 慣れないから、違和感がありますけれど。

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(台湾の「墾丁」。ユイさん曰く、「夏は必ず行きたいところ」。)

日本がくれたのは夢だけじゃない

―日本に最初に興味を持ったのは何がきっかけですか?

高校の時、日本語学科に入りました。日本語を勉強したいなと思ったのは、V6の森田剛が好きだったから。笑 確かテレビか何かの動画で見ました。そして、2012年に一人旅で、東京に来て、道が綺麗で、皆ちゃんとルールを守るところが好きになりました。

―日本語を勉強するのって難しいですか?

一人旅は5日間だけでしたが、なんとなく短期間で日本語が少し上手になる気がして。 日本語を勉強するなら、一番早い道は現地に行くことだと思って、 勇気を出してワーホリで日本に来ました。友達には「無理だ」とか「難しい」と言われて、 落ち込んだりもしたのですが、やってみないとわからないじゃないですか。だから、 1ヶ月に設定して、探してみてダメだったら帰ろうと決めました。 最初は、完全に喋れないし、聞き取りもあまりできないし、平仮名が難しかった。でも仕事も見つかったし、皆もとても親切で、日本語だけではなく、いろんなことが勉強できますね。 日本は、私に夢をくれただけではなく、自信も付けてくれました。 本当に日本に来てよかったと思っています。

―好きな日本語や言葉はありますか?

授業でやった宮沢賢治の詩の「永訣の朝」が好きです。平仮名がたくさんあって、最初は意味がわからなかったけど、今日本語が分かるようになって読むと、いいなって思います。

―日本に来て、ショックだったことがあれば教えてください。

初めて来た時は、トイレットペーパーをそのまま流すのが不思議でした。台湾は紙はゴミ袋に入れるから。トイレにボタンがいろいろついているのも「うわーなにこれ!」って思いました。

―確かに、便器に座ったらいきなり水の流れる音がしたりしますし、あれはびっくりすると思います。

びっくりすると言えば、東京の人たちはみんな足が速い! 鳩まで、私より速い。歩いていると、鳩が私の横を通り過ぎていったこともあります。台湾はあんまり鳩はいないんですよね。あと台湾には野良犬がいっぱいいるけれど、日本にはあんまりいない。それから、コンビニのご飯が美味しい。みんなちゃんとルールを守るとか、いっぱいありますね。

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(台湾の友人たちと。)

「みんなが黒なら、わたしは赤。」

―他に、日本と台湾の違いはありますか?

(台湾の)男の人が見た目に気を使わない。眉毛をそらない。あとFacebookの投稿内容がちょっと違うなと思います。日本人はあんまり自分の物とか心の話とかは載せないと思います。でも台湾人は全体的に自分のことばっかり。自分の写真とか。それは日本人と台湾人で違うなって思います。日本人は、良いなって思ったリンクやニュースのシェアが多いけれど、台湾の友達は、悩み事とか日常の細かい事、例えば今日行ったレストランの店員さんの態度が悪かったとか、他の人から見てつまらない投稿が多い。

―ユイさんも投稿するんですか?

昔はしていました。でも今はしない。こういう事ってほかの人にとっては、どうでもいいかなって今は思います。最近は仕事のことだけ投稿したりします。台湾の人は、プロフィールの写真もよく変えますね。

―そうですね、それは台湾以外の国の人にも言えると思います。

日本人はかなり自分のプライベートを重視して、人に知られたくないと思っていると思います。台湾は逆で、知らせたいと思っている。例えば今日こんなことをやりましたよ、とか。逆ですよね。人によりますけど。

―習慣って深く考えずにやっていることが殆どだから、ほかの国の人と比べてみないと分からないですよね。

そう。それから、日本人はみんなと同じ色の服を着ている。台湾や中国の人は、「みんなが黒だったら私は赤」。日本人は、他人と違うのが怖いんだと思います。

―台湾の人たちは、みんなと同じことが怖いってことですね。

そうそう、自分が特別。だから、Facebookが自分の事に関する投稿ばかりなんだと思います。今、台湾でFacebookをやっていない人はほぼいないですね。うちの母もハマっているようで。私のお母さんはキリスト教徒だから、宗教をかなり大事にしていて、だから投稿も宗教の話ばっかりです。

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(「鹿港」というところで毎年開催されるお祭り、「花燈」の花火)

見返りはいらない。素直であったかい人々

―キリスト教を信仰している人は多いんですか?

そうですね、昔は一番多かったのは仏教ですが、最近キリスト教もだんだん増えています。芸能人がキリスト教徒だってことを言っているから、それに影響されているんだと思います。わたしの母は毎日、朝と夜にお祈りをしています。もしくは、タオチャオっていう宗教。タオは日本語だと「道」の意味で、仏教とちょっと似ていますね。

―日本も、信仰している人はもちろんいるけれど、宗教はそんなに重視されません。

はい、宗教を信じている日本人は少ないと思います。それから、日本は2月14日は女性が男性へチョコレートをあげるけれど、台湾では2月も3月も男性が女性にプレゼントを贈ります。あと日本人の女の子が、台湾人の男は非常に優しいと言っていました。カバンを持ってあげたりとか。

―レディーファーストなんですね。台湾の男の人はモテそうですね。

そうですね。台湾の女性は大胆で、気が強いと言われます。みんな思ったことは素直に正直に言いますから。日本は、歩く時は男が前で、女の子が後ろを歩くことが多いと思うんですが、台湾は逆。台湾の女の子は責任感も強くて押しが強いから男を引っ張っていくんです。

―帰りたくなったり、恋しくなったりしませんか?

今のところは特に。日本の方が住みやすい。ただ、最近恋しいのは、台湾の「サーツァイジャン」っていうソース。そのソースは日本じゃ売ってない。何を作っても合うんです。台湾のためのガイドブックにも、そのソースのことが書いてあるのを見たことがあります。

―ずばり、台湾の魅力は?

本当に細かい事を気にしない人ばかりだし、適当な国だけど、みんな親切。一人旅で日本に来たとき、道に迷った時とか困った時、いろんな人が助てくれて、日本人の優しさを深く感じました。 でも、台湾も負けないくらい優しい。困った人がいたら、必ず助けます。

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[趙聖恩(チョウ セイオン):1986年4月27日台湾、台中生まれ。一人旅で東京へ来て以来、日本が大好きになり、2013年の秋からワーキングホリーデーで日本の会社でオフィスワークをしている。仕事の合間に、勉強や観光をしながら日本での生活を満喫中。]

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Misaki Tachibana

Misaki Tachibana

富士山の麓で生まれ、今は日本文学を勉強中。好きな作家は川上未映子と堀田善衛。おばあちゃんになったら、国内外問わず、山の中で書道の先生をやるのが小さい頃からの夢です。



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