雪国だけどあったかい!? 2014年冬季オリンピックのソチとはどんな場所?

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「Hot・Cool・Yours」。まもなく始まる、ソチ五輪のスローガンです。冬季オリンピック、パラリンピックでは、祈りにも似た期待を背負う、数々の注目選手がいます。けれど、そもそもソチってどんな所でしょうか。何がHotでCoolなんでしょう? そこで今回は、2014年の冬季オリンピック、パラリンピックが行われる、ロシアのソチについてご紹介します!

雪国だけどあたたかい。ソチってどんなところ?

寒くない雪国

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黒海沿いに位置する、人口40万人ほど、東京都品川区の人口より少し多いくらいの小さい街。緯度は43度で、北海道の札幌とほぼ同じです。ただ、黒海の海洋性気候のため、とても温暖で「最北の亜熱帯」と言われており、夏の砂浜では海水浴客で賑わいます。開会式当日の2月7日は東京より暖かい予報が出るくらいです。最近は、夏季は国内外から数百万人の観光客がソチにやってくるほど、リゾート地として名高い街です。さらに、温泉も湧いています。

ただのリゾート地じゃない

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Photo Credit: katiekhromova via Compfight cc

リゾート地としてかねてから数々のお役人や現地の人々を迎え入れてきたソチ。あったかくて良いところ、で終わるソチではありません。まず、「ヒンカリ」という食べ物。見た目は大きな小龍包のようで、豚と牛の合いびき肉とコリアンダーを細かく刻んで、餃子の3倍くらいの厚さの皮に包んで食べます。スープには浸かっておらず、皮をねじった部分を手で持って食べます。この部分は硬いため、食べずに捨てるそうです。その他にも香辛料とたっぷりの野菜をじっくり煮込んだのスープ「ソリャンカ」や、ソチの地元の店ならほぼどこでもある「マグノリア」という揚げたてのチーズボールなど、グルメも堪能できます。

その他にも、自然な発色の茶葉が栽培できるため、お茶の生産も盛んです。また、寒い国には必要不可欠なワインも、赤白、甘口から大人の辛口まで幅広い味わいのワインを楽しむことができます。街の中にはスターリンの別荘や、ソチ歴史博物館など、見所もたくさん。街自体が大きくないため、数日かけてゆっくり回れば地元の人が行き着けるようなお店もたくさん見つけられるかもしれません。

日本からソチへ行くには?

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日本とソチでは時差は5時間あります。オリンピックの競技は現地の日中に行われるため、日本の深夜に眠い目をこすって応援する人が多くなりそうです。また、日本からソチへ行くには二通りの行き方があります。ひとつは、ロシアの首都であるモスクワを経由するルートです。

日本(成田空港)→モスクワ(10時間20分)
モスクワ→ソチ(2時間25分)

そしてもう一つは、トルコのイスタンブールを経由するフライトです。トルコ航空は、成田からイスタンブールの直行便を毎日就航しており、チケットを取りやすいのがメリットと言えます。

日本(成田空港)→イスタンブール(12時間30分)
イスタンブール→ソチ(1時間50分)

ただしイスタンブールを経由する場合は、トルコからのロシア入国の扱いになるため、めんどうなことが増えるかもしれません。それは後ほどご説明します。

気温差20℃の世界

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(アイスドーム 沿岸施設群のひとつでアイスホッケーの試合が行われる)

オリンピックの競技は二つの会場で行われます。ひとつは沿岸施設、もうひとつは山岳施設です。沿岸施設では開会式と閉会式、その他フィギュアスケートやスピードスケート、アイスホッケーなどが行われます。一方山岳施設では、ボブスレートラックや、スキージャンプの複合施設があります。この二つが文字通り山と海の近くに位置するため、温度差が非常に激しいのです。

ふたつの会場の間は50kmほどしか離れておらず、東京からだと箱根へ行くくらいの近さで、特急列車で30分で移動できます。ただし、沿岸部の平年の意最高気温が10℃であるのに対し、山岳側は氷点下7℃。日によっては、海側と山側で20度以上も気温差があることもあります。

ひとつの市の周辺で、標高に差があるソチ。雨も振りやすく、くもりの日が多いのも特徴です。

面倒くさい!? ロシアに入国する時の注意

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歴史的にも地理的にも深い関わりのあるロシア。ソチへ行くには無論、ロシアの入国手続きを、きちんと行う必要があります。しかし、先ほどイスタンブールからの入国方法があることをお伝えしましたが、ロシアへの入国は実は結構めんどうくさいのです。まず、ロシアに入国する際に必要なものはこちら。

  1. パスポート(予定滞在期間終了日より6か月以上有効期限があるもの)
  2. ロシア出国または先の旅程を証明する航空券または書類
  3. ロシアビザ(観光or就労)

観光ビザ取得に必要なものは以下です。

  1. パスポート原本(少なくとも2ページ以上の余白と、有効期限は、申請するビザの出国期限より6ヶ月以上必要)
  2. 記入・署名済みの申請用紙2部
  3. 写真1枚(パスポート用の大きさで、最近撮影されたもの)
  4. 旅行バウチャー(ロシア連邦外務省に認定された旅行会社が発行し、責任者の署名及び社印が押印された書類。旅行者の権利が記載されている。)
  5.  ホテルの予約確認書。(認定された旅行会社またはホテルが発行したもの)
    ※2014年2月3日時点

つまり、ロシアでの滞在先による宿泊許可の証拠がないと入国できないということです。心の赴くままに旅をしたいバックパッカーがロシアに行きづらいのは、こういった入国審査の厳しさも影響しています。ソチ五輪を生で見るためには、まずロシアで宿泊先を確保することが先決です。ビザも然り、海外への渡航情報は変わりやすいため、常時外務省のページなどをチェックすることをオススメします。

ロシアトラベルエージェンシー:http://www.ru-travel.com/
在日ロシア大使館:http://www.rusconsul.jp/hp/index.html

小さな街の大きな祭典

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ソチは、街としては決して大都市ではありませんが、ロシアの厳しい寒さのイメージとは一転、どんな人でも住みやすい地であることは間違いなさそうです。テレビ画面越しに応援するのも良いですが、フィギュアスケートの刃が氷を滑り抜ける音や、スキージャンプの途方もない高さは、やはり生でないと味わえないリアリティ。この機会にロシアのリゾート地に足を運んでみては?

Photos by Sochi 2014 Olympics
参考:tenki.jp日本オリンピック委員会Sochi 2014 OlympicsロシアNOW
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Misaki Tachibana

Misaki Tachibana

富士山の麓で生まれ、今は日本文学を勉強中。好きな作家は川上未映子と堀田善衛。おばあちゃんになったら、国内外問わず、山の中で書道の先生をやるのが小さい頃からの夢です。



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