情熱的なのは男だけじゃない!世界の“じもトーク” – by レティ from イタリア –

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こんにちは!

今回の「世界の“じもトーク”」は、イタリア出身のレティです。

レティは現在、東京の大学で日本文学を専攻しています。わたしも同じ専攻のため、文学トークで盛り上がりました。記事では残念ながら割愛してしまったのですが、レティの文学の知識と、彼女の日本語の流暢さに感服しっぱなしでした・・・。

Salento Taranta Festival 2008(恒例のサレントフォルクフェスティバル)
(サレントフォルクフェスティバルにて 2008年 レティは赤いバンダナの女性)

ちいさなちいさな街・ポテンツァの魅力

―レティが育ったポテンツァっていう街はどんなところですか?
「イタリアの南部の、本当にちっちゃい街で、なんにもないですね。今、わたしの両親はマンションの6階に住んでいるんですけれど、バルコニーに出たら、ずーっと山ばっかり。7万人しか住んでない、つまらない街なんです。笑
でもポテンツァがある県全体は、自然もすごいですし、食べ物もすっごいおいしいですし、夏になると、ロックフェスもありますし、伝統的なフォークミュージックもやりますし、それに、毎年ワイン祭りもやっているんです。」

―ワイン祭りってどんなお祭りですか?
「ワイン祭りは、8月の4日間くらいに開かれるお祭りで、わたしの街から20分くらいしか離れていない、山の中にあるすごく小さな村でやってるんです。その山道を、音楽を聴きながら2、3時間くらい歩いて、ワインを飲む。一番上に着くときにはみんな完全に酔っ払っているので、一緒に踊ってるんです。」

―いろんな種類のワインを飲めるんですか?
「そうです、例えば1グラスは100円くらいで買えます。お祭り全体が楽しい雰囲気、というか皆酔っ払っているので(笑)、知らない人とも友達になれますし、かんぱーい!かんぱーい!って言って音楽を聴きながらワインを飲んで、すごい楽しい。わたしの一番好きなお祭りです。」

ナポリー2009年
(ナポリにて 2009年)

ナポリは活気あふれる若者の街

―他にイタリアに行くならお勧めな所はありますか?
「マテラっていう、世界遺産になっている街です。石で作られた家があって、60年前まではそこに人が住んでたんですが、特別な雰囲気が残ってます。日本人にも結構人気がある場所だと思います。
あとはナポリ。日本人にとってはすごく危ないイメージがありますし、わたしがナポリに住んでいたときは何回も良くない目に遭ったことはあるんですけれど、でも同時にすっごいすてきな街ですし、学生がいっぱい住んでいるんです。イタリアでは広場でお酒を飲む、ということが習慣になっているから、普通に道端で新しい友達ができるし、すごい楽しいです。日本は安全過ぎるから、世界中どこに行っても危ないって感じてしまうと思いますけど、ナポリは特にそういうイメージがあるから、ひとりでとか、イタリア人の友達と一緒じゃないと、夜はあんまり遊びに行かないかなって思って。それはすごいもったいないなって思います。」

―確かにナポリは危ないって聞きますけど、それは日本人の勝手な先入観なのかも。日本人が持ってる、イタリアへの先入観ってナポリの他に何かありますか?
「ナポリタンがイタリアのものだと思っている人がいますけれど、あれは日本人が作ったものです。イタリア人としてはありえない。笑 あれはパスタじゃなくて違う食べ物として考えたら食べられないことはないんですけれども、美味しいとは思わない。パスタとケチャップを一緒にするのはちょっと・・・どうしてこういうことになってるのかちょっとよくわからないですね。笑 ナポリタンもそうですし、あと明太子のパスタも。明太子は好きだけど明太子パスタはちょっと違和感があります。

新宿
(新宿にて)

女性はナンパの対象だけじゃない

・・・それから、男性はみんなかっこいいですかとか、みんな優しいですかとか聞かれます。あとナンパが上手ですかとか、男性のことしか聞かれないんですよね。でも、イタリアには女性も住んでいて、女性もナンパできるし、どうしてみんな男性のことばっかり聴くのかなあって思います。日本のテレビでも結局イタリア人の男性しか出ないじゃないですか。しかも必ずマッチョでナンパしてる人。毎日そういうイメージしか提供されないから、結局イタリア人はみんなそうだって思われてしまう。それはちょっと嫌ですね。」

―確かに。イタリア人と言ったらレディファーストでちょっとプレイボーイな男性っていうイメージは強いなあ。
「それはまあ、例えば典型的な日本人のおじいさんに比べたら、わたしのお父さんもある程度レディファーストだと思うんですけど、イタリアの南出身なので、日本と同じくらい家父長制ですよ。だから、お母さんは仕事をしたかったんですけれど、女の人だから子供を産んで子供の面倒をみて、お金を稼ぐのは男の仕事だっていう考え方でした。今は日本とそんなに変わらないですけれどね。もちろんわたしの両親の世代と比べたら今の世代の女性の方が、仕事が見つかれば普通に働けます。」

ポテンツァー2012年夏
(ポテンツァにて 2012年夏)

日本の文学との出会い

―でもそういうお父さんも、レティが日本で勉強することは賛成してくれたんですね。今は日本の大学で日本文学を勉強していらっしゃいますが、興味を持ったきっかけは何だったんですか?
「大学で何を勉強するかとても迷って、なかなか決められなかったから、選択肢を広める勉強をしたほうがいいかなって思って。日本のアニメとか漫画とか子供の時から見てたし、高校生のときは、村上春樹とか読んで好きになったので、日本語にしようと思いました。一番最初に日本文学に触れたのは吉本ばなな。あとイタリアで見ていたアニメは、日本の古いアニメで、「聖闘士星矢」、「北斗の拳」、「クリーミーマミ」・・・。あと「セーラームーン」や「らんま二分の一」はすごい人気があった。今はイタリアでは「NARUTO」と「ONEPIECE」が一番人気みたいです。」

→日本文学に触れて、来日する決心をしたレティ。どんなことを感じ、今何を思うのか? 後半へ続く

[ライター:立花実咲(@misakichie19)]

Misaki Tachibana

Misaki Tachibana

富士山の麓で生まれ、今は日本文学を勉強中。好きな作家は川上未映子と堀田善衛。おばあちゃんになったら、国内外問わず、山の中で書道の先生をやるのが小さい頃からの夢です。



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