遺族たちは、静かに炎を見つめる。
旅行記 『バリ島のお葬式の風景』 より平日の午前10時。 なんだか家の外で音楽が鳴り始め、あまりにも騒がしいので見に行くと、男たちが丸太を組んでいました。 ああ、またお葬式が始まる・・・
旅行記 『バリ島のお葬式の風景』 よりちなみにこの葬式は、莫大な費用がかかります。 遺族はお金を貯めなきゃいけないので、死んだのち数か月から数年かかってしまいます。 だから何人か集まって合同葬儀もポピュラーなこと。 この写真の4人合同の時は、我が家は壮絶な煙攻めに遭いました・・・
旅行記 『バリ島のお葬式の風景』 より遺体はいろいろなものと一緒に焼かれます。 たぶん生前故人が使っていたものだとか、この葬式で使われた神輿など全部まとめて。 この煙が数十メートル先の我が家を直撃するので、僕は毎週燻されてます。 ただ、プラスチックやビニールなんかも混ざっているので、かなりきつい煙・・・
旅行記 『バリ島のお葬式の風景』 よりバリ・ヒンドゥーというくらいですから、もちろんカースト制度もあります。 インドほど厳格ではないですが。 葬式でももちろん身分の違いは明確で、位の高いカーストの人の葬式なんて、もう豪華絢爛です。 パレードも盛大で、交通渋滞も半端ありません。
旅行記 『バリ島のお葬式の風景』 より数十分後、葬式のパレードが原っぱに到着。 故人の家から集落を練り歩き、遠回りをしたり十字路でぐるぐる回ったりしながらここまでやって来ます。 死者の霊が二度と家に帰ってこれないようにするためだとか。
旅行記 『バリ島のお葬式の風景』 より